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エイトリボン

私達、エイトリボンは、国内最大のシャトル織機(旧式)を使った、チロルリボン工場です。

※チロルリボン=ジャガードリボン。
※エイトリボンの前進となる「丸岡エイトリボン協業組合」は、1961年(昭和36年)4月1日に、
8社のリボン工場によって発足した、国内最大のジャガードリボン工場でしたが、
2015年に54年の歴史に幕を閉じました。

私達は、エイトリボンをよみがえらせ、そして、再生している真っ只中にいます。

一度は廃業を余儀なくされた工場ですが、ここに残る伝統的なリボンの織技術は、
世界のどこでも見る事の出来ない魅力ある織技術です。
糸がチロルリボンに変わる瞬間を間近で見れる、おそらく唯一無二のリボン工場です。

再生を繰り返し、進化し続ける、レトロでかっこかわいいチロルリボン工場に遊びに来ませんか?

工場見学ツアー

工場内は、昭和にタイムスリップしたかの様な、レトロで趣のある雰囲気になっていて、
工場以外のワークショップスペースなどは、2021年にリノベーションを完了し、
私達のリボン工場で使われていた機械の廃材で作られた、モノづくり心をくすぐられる空間になっております。

エイトリボンの経営を引き継いだことがきっかけで立ち上げた、オリジナルチロルリボンの
ファクトリーブランド、「レピヤンリボン」の販売や、
レピヤンリボンの製造現場を余すことなくお見せいたします。

実際に織機を動かしたり、60年以上使われているレトロな機械をあなたが扱ってみたりと、
どこの工場でも味わう事の出来ない、体験を味わって頂けます。

実際の工場見学は、スタッフが丁寧にチロルリボン製造の工程を説明いたします。

見学人数

2~36人 ※10名以上の場合は、個別で対応させていただきます。

所要時間

見学のみ 45~60分 / 見学+ワークショップ 75分~90分

ワークショップ

ワークショップ:リボンの端材を使ってどなたでもかわいく作れるリボンバッジ作りになります。(ヘアゴムへの変更も可)

  • ハサミを使う作業を行います。
  • 10才以下のお子様がご参加される際は、付き添いの方が補助頂きますようお願いいたします。
工場見学後は、工場敷地内にある、リボンショップにてお買い物や、予約なしのワークショップ、おいしいスイーツをお楽しみいただけます。
※ツアー料金には含まれせん
英語と中国語を話せるスタッフはおりません。
工場見学の際は、英語と繁体語の音声ナレーションとパンフレットのご用意がございます。
ツアースタッフとのコミニケーションは、翻訳アプリなどを利用いたします。

ジャガードリボンができるまで

  • 1

    糸を大きく分けると長繊維(シルクなど)と短繊維(綿など)があります。エイトリボンでは両方の糸を扱っており、それらの糸を綛の状態で常備しています。 織物のタテ糸は漢字で“経糸”と書き、ヨコ糸は“緯糸”と書きます。地図で使う「経度・緯度」と同じですね!
    糸
  • 2

    染色

    綛の状態の糸を、染料に染み込ませて色を付ける工程。エイトリボンで扱う糸の多くは、工場近くの染め屋さんで染色しています。
  • 3

    糸くり

    染められた糸は綛の状態で染め屋さんから戻ってきます。綛をほどき、ボビンに巻きなおす工程を“糸くり”と言います。 他の織物産地では「カセくり」や「くり返し」とも呼ばれるそう。織物用語は、産地毎に違うのが面白いですね!
    糸くり
  • 4

    ワインディング

    トウモロコシのような形の紙管に、糸を巻きつけることを“コーン巻き”といいます。ワインディングとは、このコーン巻きをつくる作業名のことです。 コーン巻きの他に、ホールチーズの形(円柱型)に似ている“チーズ巻き”もあります。食べ物ばかりに例えられるのはなんでだろう…。
    ワインディング
  • 5

    整経

    数千本のタテ糸を織機に乗せられるように整える工程。コーン巻きにしたタテ糸を設計図通りに並べて、整経機に巻きつけていきます。 “太鼓”と呼ばれるグルグル回る水車の様な部分は、なんと1周、約4.2m!!丸岡産地では「ハンモック整経機」と呼んでいます。
    整経
  • 6

    紋紙

    紋紙とはリボンを織るために必要な型紙のような物。タテ糸の上下を指示するための穴が開けられており、“ジャガード機”にセットされます。1つのリボンを織るためには、100枚~1000枚程の紋紙が必要です。 ジャガード機は、1806年にフランス人の発明家ジョセフ・マリー・ジャカール(ド)さんによって発明されたそう。日本には、1873年(明治時代)に京都(西陣)に伝わり全国に広がっていったそうです。
    紋紙
  • 7

    管巻き

    ヨコ糸を管と呼ばれる小さなボビンに巻く工程。1つの管を巻き終えたら自動で管を交換し、糸を切ってまた次の管に糸が巻かれる仕組みになっています。 管巻きからはみ出た糸を“しっぽ”と呼びます。工場内では「しっぽ切った?」「しっぽ残ってる」という可笑しな会話が飛び交います。
  • 8

    経継ぎ

    織機に掛かっている古いタテ糸と、新たに整経した新しいタテ糸を一本一本、手で繋ぐ工程。繋ぐ糸を間違えないために“畔竹”と呼ばれる、糸をわける仕組みを使う事で糸の順番が分かるようになっています。 絶対に間違ってはいけない重要な工程!ちなみに、畔とは田んぼの真ん中にある“畔道”と同じ「わける」という意味。
    経継ぎ
  • 9

    製織

    タテ糸とヨコ糸を織機に掛けて、タテ糸の間にヨコ糸を乗せた“シャトル”が往復することでリボンが織られます。タテ糸は、紋紙とジャガード織機によって操作され、毎回違う動きをすることで柄が作られます。 「シャトルバス」「シャトルラン」の様に、同じところを往復する場合に“シャトル”という言葉が使われていますね。
    製織
  • 10

    仕上げ

    織不良を省いたり、長さを測ったりする工程。製造過程でどうしても発生してしまう糸切れ、汚れ、浮きなどの様々な不良箇所を綺麗に直す事から“ハタ修理”とも呼ばれています。 ハタ=織物。リボンを綺麗にするので、以前は仕上げ工程の部屋をDressing Roomと呼んでいました。
  まず、柄を織るための機械の代表的なものに“ドビー織機”と“ジャガード織機”があります。ドビー織機はあまり大きな柄を織り上げられず、大きな柄や複雑な柄はジャガード織機で作られることがほとんどです。
 ではなぜジャガード織機では複雑な柄を作ることができるのでしょうか?
ジャガード織機とは、“紋紙(=パンチカード)”を使って生地を織り上げていく機械のこと。紋紙の指示によってタテ糸を一本一本別々に動かせるため、複雑な柄織りが可能なのです。エイトリボンのジャガード織機には、紋紙を使わない電子式ジャガード織機もあります。

柄織りが特徴なのでジャガード織機で織った柄物のことを「ジャガード柄」や「ジャガード」と呼ぶようになりました。そのため、本来は織物の用語ですがニットの生地でも“ジャガード編”と使われるようになりました。
出典:一般財団法人ニッセンケン品質評価センター

リボンズカフェ

手芸好きのためのコミュニティ空間

エイトリボンの目の前に構えるリボンと手芸雑貨のショップ&カフェ。
リボンをご購入いただいた方はその場で自由にミシンをご利用いただける手芸スペースも。
ご希望の方は、誰でも参加できるワークショップも受け付けています。

〒910-0271福井県坂井市丸岡町堀水13-8(㈱エイト敷地内)
Tel.090-2123-3366
Open 10:00-17:00 Close 不定休(Instagramをご確認ください)
Website https://ribbonscafe.jp/
Instagram @ribbonscafe

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